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対人関係療法を実践!コミュニケーションの考え方

 

対人関係療法を知っていますか?

     
人間関係に悩みを抱えてる人はいませんか?
全く悩みがない、という人はいないでしょう
     
そんな誰しもにおすすめなのが対人関係療法
     
今回は対人関係療法について説明させていただきます
     

対人関係療法の歴史

    

 歴史 
1970-1980年にかけて
重度の妄想のないうつ病の患者さんに対して
外来治療として行われた
短期の心理療法のひとつです

      
1986年にはマニュアルが作られました
(その後、年齢・性別・疾患などは適応が広げられていきます)
   
   

日本における対人関係療法

   
実は京都を中心として対人関係療法のグループがありますが
これは表立って活動をしておらず
入りかたさえも不明なところがあります
(完全紹介制という噂)
      
有名なのは
    
国会議員もされていたことのある
水島広子先生のクリニックです
(ただし、自由診療であるため高額です)
      
      

対人関係療法についてわかる本

     
対人関係療法について簡単にわかるのは
以下の2冊の本がおすすめです
     

     
     
これは、映画化もされた、
『ツレがうつになりまして』
で有名な細川貂々さんと水島広子先生の共著で
対人関係療法のエッセンスが
漫画でわかりやすく書いてあります
     
      

対人関係療法の考え方を実践する

     

人の悩みの大半は人間関係から生まれる

     
これは、アドラーの言葉としても有名です
      
人間関係の悩みが軽くなれば
あなたの人生はもっと軽くなるはずです
   
     
       

自分を中心に同心円状に考える

      
自分を中心とした輪っかを考えます
     

一番近い輪には家族・恋人など一番親しい人
二番目の輪っかには友達などプライベートで仲良くする人
三番目の一番外の輪っかには仕事関係で関わる人

    
を入れます
     
     

相手が、この輪の中のどこにいる人かで
対応を変えていきましょう

     
        

一番外側の輪っかにいる(仕事関係の)人との付き合いかた

     
     

 Point! 

仕事が適度に回る程度のお付き合いをする

     
      
必要以上に仲良くしなければ!と思って
しんどくなっている人は、いませんか?
     
    
この輪っかにいる人とは
「ほどほど」の付き合いでいいのです
      
      

注:この輪っかの外にいる人は
  存在すらどうでもいい人
  です

     
     

二番目の輪っかにいる人との付き合いかた

     
    
みなさんはこの輪っかの中には誰がいますか?
     
     

 Point!

自分の大切な人や家族(一番内側の輪っかにいる人)との関係を
振り回されない程度に仲良くしていればOKです
      
もしわかってくれないことがあっても
しんどくならない程度で逃げましょう

      
      

一番内側の輪っかにいる人(家族や恋人)との付き合いかた

      
       

 Point!

どんなときもこの輪っかの中にいる人と
うまくいくことを最優先に考えましょう
     
     
それはあなたの居場所に他ならないからです
      

     
      

 もし一番内側の輪っかの人とうまくいかなかったら 
     
そのときは
「その相手は絶対にその輪っかの中に置いておかなければいけないのか」
ということを考えましょう

     
     
非常に近しい関係であるからといって
「理解してもらえるわけではない」
ということは多々あるものです
      
その時はその輪っかにいてもらうのが適切か
考え直していくほうがいいでしょう
      
      

まとめ

     

まとめ

付き合いのある人をフォルダ分けして考えよう
一番親しい人とはわかり合う必要があるが
それ以外のフォルダの人は
「コミュニケーションが円滑に」進む程度のお付き合いを心がける
     
「ほどほど」の距離感を保つことで
      
自分がしんどくならない人付き合いを覚えよう

September 04, 2020 - posted by みずき@精神科医

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