夜中に起こる病気あれこれ
睡眠の仕組み
そもそも、睡眠の細かいところについては、
知らない方が多いんではないでしょうか?
睡眠というのは、以下の図のようになっています。
(出典:https://maruhachi-product.com/remsuimin-nonremusuimin/)
この図の通り、睡眠の深さは、
第1相から第4相に分けられます。
このうち、第1相から第2相がレム睡眠(浅い睡眠)
第3相から第4相がノンレム睡眠(深い睡眠)
です。
レム睡眠の時には夢を見て、身体を休め、
ノンレム睡眠の時には夢を見ずに脳を休める、
と言われています。
子どもの睡眠関連障害
睡眠時遊行症(夢遊病)
夜中に、子どもがムクっと起き上がって
意味のわからない行動をする、夢遊病
正式には睡眠時遊行症と言います
その特徴は、以下のようになります。
- 睡眠相第3相〜4相に起きる
- 本人を必死で起こそうとしても起きない
- 本人は夢を見ていない
- 時に危険な行動を取ることもあり注意が必要
- 翌朝に覚えているか聞いても覚えていない
- 子ども10人に1〜3人に起きる
- 大人になると起こさなくなるが繰り返す場合は病院へ
夜驚症(やきょうしょう)
睡眠時遊行症よりは少ないのですが、
夜驚症という病気もあります
こうやってみると、
睡眠時遊行症と夜驚症は、少し似ているのが分かりますね
大人の睡眠関連障害
レム睡眠行動障害
この障害は、50代以上の男性に多く、
時に認知症の前駆症状として起こることもあります
この病気を疑った場合は
精神科の受診をお勧めします
- 睡眠相第1相〜第2相に起こる
- 本人は夢を見ている(たいてい悪夢)
- レム睡眠時は筋肉に力が入らないのに、入ってしまう
- そのため、夢に従った行動をして、
ベッドパートナーを蹴飛ばしたり
自分がベッドから飛び降りたりする - 本人もベッドパートナーも怪我をするリスクが高い
取り返しのつかない怪我をする前に、病院にいきましょう
むずむず足症候群
これは、場合によっては若い人にも起こります
睡眠の関連障害に含まれますが
夕方など起きている時になる場合もあります
非常に不快感が強い上
専用の薬がいくつもあるので
不安にならずにぜひ病院に行ってください
まとめ