「主治医」と「産業医」の違い。敵?味方??
架空の症例を提示します
ここはわかりやすく、症例提示をして進んでいきましょう。
その後、状態が改善する。
これで、復職ができる、でしょうか?
Aさんは会社に主治医の診断書を持って出かけます。
会社にて、産業医と上司と面談をする
その後の流れ
今回は、極端なケースを取り上げているので、このAさんのケースは最悪の流れに持っていきたいと思います。
主治医と産業医、なぜ判断が分かれたのか?
同じ医者なのに、なぜ、主治医と産業医の意見・判断はずっと平行線だったのでしょうか?主治医は精神科で、産業医とは専門が違うから?
雇用主の問題が、明暗を分ける
主治医と産業医の雇用主
主治医というのは「自分の経営するクリニック」もしくは「他人の経営する病院orクリニック」に勤務しているものです。
そのため「患者のことを最優先に考えて治療」します。当たり前のことのように思えるかもしれませんが、ここが大事なポイントです。
一方で、産業医はを雇用しているのは誰でしょうか?
答えは簡単です「会社」です。ですから、この人を復職させることが会社の利益につながるかどうか、という考え方をします。
そのため「患者のことを最優先に考えて治療」します。当たり前のことのように思えるかもしれませんが、ここが大事なポイントです。
一方で、産業医はを雇用しているのは誰でしょうか?
答えは簡単です「会社」です。ですから、この人を復職させることが会社の利益につながるかどうか、という考え方をします。
この場合、「上司」と「産業医」は、「Aさんを復職させると逆に他の社員の士気が下がり、会社の利益がマイナスになる」という判断をしていた、ということになります。
こういった場合、「主治医と産業医が直接話をする」とか、「傷病手当の診断書をブッチする(荒技なのでお勧めしないがやったことはある)」と言ったいろいろな手を使って、「産業医と上司が復職に納得する」まで復職を交渉しないといけません。
主治医によっていろいろな手をお持ちだと思うので、相談してみてください。
まとめ
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