かかりつけ医に「電話再診」してもらうときのコツ
「電話での受診」をやっているか確認しよう
「厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策特集」のページを見てみましょう。
新型コロナの騒ぎの開始早々で、「慢性疾患等を有する患者等に対する電話・情報通信機器を用いた診察」が臨時で許可されています。
最初にすべきこと
厚生労働省がかかりつけ医に対して電話やその他の情報通信機器を使用した診察を許可していると言っても、
全ての病院が対応しているわけではありません。
「かかりつけ」であることが条件なので、
普段行かない病院ではやってもらえません。
また、「症状が落ち着いていなくて診察が必要な人」も対象外です。
電話再診をやっていない場合
実はけっこうやっていないところがあるんですよ。
「症状が落ち着いていない人」は電話再診している病院でも、
「いや、あなたは来てください」と言われると思います。
病院に行くとき、長い髪の毛はまとめておきましょう。
予約制であればしっかり「予約時間」に行くこと。
マスクをしていき、「最大日数」の処方をお願いすること。
普段は毎月通っている病院だとしても、
症状が落ち着いていれば、
3ヶ月分までなら処方してもらえることが多いです。
(これも、落ち着いていない人は期間は主治医に従いましょう。)
電話での診察で処方箋をもらえる場合
処方箋を病院に取りに行かなくても済みますが、
病院が処方箋を調剤薬局に直接ファックスしますので、
「名前とファックス番号」を聞かれると思います。
(うっかり間違えた番号にファックスされちゃうと、個人宅にファックスされたりして、自分の個人情報がダダ漏れになりますので要注意。)
電話での受診で最大限の結果を得るために
では、短い時間で、しかも「顔の見えない」電話で、
出来る限り普段と変わらない診察結果を得るためのコツはなんでしょうか。
別の部屋にいて診察をしているので、「同じ空気を味わう」とはならないですね。
また、「顔が見えない」ために「なんか冷たい」と思っちゃいそうです。
決して「冷たく」しようとしているわけではないことをお伝えしておきます。
番外編:オンライン診療の場合
お互いの顔が見える環境での診察になるので、
手帳を見てもらうこともできるし、沈黙も治療のうちになるし、
だいぶ診察室に近くなります。
ただ、すぐにオンライン診療の環境を整備できるはずもないので、
「早くオンラインでできるようになんとかしろ!」
とクレーム入れるのだけはやめてください。
(その間必要な患者さんへの対応をできなくなるので迷惑です)