発達障害を持つ女医がこころの病気と健康について語る。
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そもそも「精神科医」ってなに?

 

最近、ポコチャなどの配信アプリをやっています

 
ここには、Twitterのアカウントしか貼っていませんが、
最近は、「ツイキャス」「ポコちゃ」「ふわっち 」「HAKUNA」などの配信アプリで遊んでいます(真面目な話もすることがありますが、どちらかというと楽しんでいます)。
名前は「みずき@精神科医」と、このブログと同じ名前でやっています。
YouTubeもやっていますので、ぜひ視聴していただけると幸いです。
各配信アプリは名前で検索をしたら出てくるかな?と思います。
 

一見さんからよくいただく質問

 
そこで、「初めまして」の方からよくある質問なのですが、

「精神科医」ってなにをしているんですか?

という質問をよくいただきます。まあ、「@」の後は目に行かないのか、
「お仕事なんですか?」っていうのもありますけど(笑)
 

精神科医ってどんなお仕事?

 

 よくある間違い 

あ、カウンセラーさんみたいなやつですか?

この間違いが、非常に多いです。悲しいくらいに。
 

私の日常の業務をリストにしてみる

 
では、私が日常生活で行っている仕事をリスト化してみましょう。

  1. 外来診療
  2. 入院診療
  3. もろもろの書類書き
  4. 児童相談所の相談業務

 
かんたんに書くとこれだけなんですが、やっぱりイメージ湧かないですよね?
 

精神科のテリトリーの病気

ここはまず、「精神科」がどんな病気の人を治療しているのかを考えましょう。

精神科の対象の病気
  • 統合失調症
    (幻聴とか幻視とか妄想とかが出てしまう病気ですね)
  • 躁うつ病/うつ病
    (気分が上がりすぎたり、気分が下がりすぎたりする状態になる病気です)
  • 適応障害
    (自分の環境にマッチできないことで、心がしんどくなる病気です)
  • パニック障害
    (例えば、電車に乗ると冷や汗が止まらないとか、そういう発作を起こす病気です)
  • 強迫性障害
    (例えば、家の鍵を閉めたか気になって確認しすぎるとか、ずっと手を洗っているとか、そういう「意味がない」とわかっている行動をわかっていても繰り返してしまう病気です)
  • 自閉症/発達障害
    (こだわりが強かったり、コミュニケーションがうまく行かなかったりする人たちのことをいいます)
  • 認知症
    (脳が痩せてきたり、脳の血管が詰まったりして、物忘れなどの症状が出る病気です)

自分はそうでないとしても、聞いたことがある病気はありましたか?
各病気の説明はちょっとあっさりしていますので、また機会があったら書きます。
もし、待てないという人は、以下の別冊Newtonに詳しいので、読んでみてください。

では、「精神科医」のお仕事は?

お仕事内容
こういった病気の人たちの「治療」をしています。
糖尿病の人を内科の先生が「治療」しているのと同じです。
生活やお薬の指導をしたり、お薬を処方したり、お話を聞いたり(厳密にはカウンセリングとは違いますが、ここがカウンセリングのイメージとつながるようです)。
「通院」なら「外来診療」
「入院」なら「入院診療」
そして、障害者手帳を持っていたり生活保護を受けていたり、日々の受診が少しでもやすくなる制度(自立支援医療)を使ったりするので、そこからたくさんの「書類」が発生します。
おそらく、どの科の先生よりも書類仕事が多いと思います。

 
少しずつイメージが湧いてきましたか?
お医者さんの1つの種類なんです。
 
だから、普段よくいく「内科」や「整形外科」にいるお医者さんと変わらないのです。
みている病気が、精神科の病気というだけ。
 
それでもカウンセラーとの違いがわからない!という人には、


この本がおすすめです。カウンセラーさんも精神科の病院やクリニックにいますから、普段から協力体制があって住み分けたりしてるんですよね。
その辺りのことを詳しく書いている本です。
 

精神科医ってなに?の答え

 

まとめ

「医師免許」を持ったお医者さんである
みている病気が、「精神科の病気」だから精神科医
カウンセラーとは違うけど、一緒に病気と闘ってる

 
どうでしたでしょうか?
 
本日紹介した本はこちら。

ぜひ読んでみてくださいね♪

April 19, 2020 - posted by みずき@精神科医

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