発達障害を持つ女医がこころの病気と健康について語る。
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いじめられる子に問題はあるのか(いじめは犯罪です)

 

いじめは、10代の自殺に大きく関わっています

10代後半から、30代までの死因のトップは、自殺です。それはここ数年変化していません。
そして、10代の人口は減っているはずなのに、10代の自殺の数は増えているのです。

この中でも、特に「小学生」の自殺がグラフの中で認知できるようになっています。
現在10代前半の死因のトップは不慮の事故ですが、「自殺」になる日も近いかもしれません。

いじめの原因のトップは「学校問題」

ここで、「自殺の原因」についてのグラフを見てみましょう。

やはり「学校問題」が群を抜いて多いことが分かりますよね。

「学校問題」の中に、いじめが含まれる

この「学校問題」って、なんでしょうか?

「成績不振」とか、調査によってまちまちなのですが、
現在の「第三者委員会の調査」が入らないと「いじめ認定」されないことを考えると、この「学校問題」の中に、「いじめ」がたくさん隠れていることが推測されます。

いろいろなサインがあったのに自殺させてしまうケース

岐阜中2いじめ自殺の遺書に書かれていた加害者の言い分
これは、名前を書かれていた加害者に取材をしたものです。死人に口なしですから、加害者側はなんとでも言えますよね。
中1いじめ自殺「言われて嫌だった言葉」がノートに小さく
これは、SOSが出ていたと思われるのに、救えなかったと母が悔いていて、さらに学校は解決済みとして扱っていた、と言うニュースです。
大津いじめ裁判事件については、地裁が「SOSに気づかなかった両親の責任」に言及し、報道が加熱しました(ただし、賠償額の減額は大津市側の補償金が多かったことが理由のようですが)

いじめられる側に、問題はないのか

最近は「いじめは絶対に悪」という論調で話は進んで行きますが、一昔前までは、

いじめって、いじめる方も悪いけど、いじめられる方にもなんかあるんじゃないの?
ノリが悪いとかさ、遊んでも乗ってこないとか・・・

っていうことを、平気で言うやつがいました。

 著者の、実体験 
  1. 担任「このクラスでいじめがあると言う話がありました。いじめられる子には理由があると先生は思うのですが、どうでしょうか?今から無記名でその理由を書く紙を回しますので、みなさんがおもう、その子がいじめられる理由を書いてください」
  2. その後、白紙が全員に配られました。全員真面目に書き始めます。
  3. 担任は回収後、ご丁寧にLHRでは収まらず放課後に渡って、1枚1枚読み上げました。
  4. 「クラスに嫌われてるのはAさんとBさんがいます」「Aさんは足を引きずって歩いて走るのが遅いから鬱陶しいし、Bさんはすぐにきついこと言ってくるので嫌われています」「でも林間学校の部屋分けは、ジャンケンをしてAさんよりはBさんを引き取りました」「Bさんは真面目すぎてすぐにルール守れっていいって来るのが鬱陶しいです。」「Bさんはいつも図書室に籠もっていて陰険です」
  5. 担任「この話を聞いて、思うことはありますか?
  6. 手を挙げてAちゃんが立ち上がりました「今の話のAちゃんっていうのは私のことです。いつもクラスに迷惑かけていてごめんなさい」
  7. (なんでこんなことで謝ったりしないといけないの。意味わかんない)←Bちゃんだった私

もう時効なので、書き込んでもいいでしょうか。
これ、見せしめの刑か何かですよね?今なら教育委員会に対応してもらえるかなあ。
葛飾区立末広小学校6年2組を担当していた芳本先生(女性)、昭和54年生まれの私たちにしたこと、まさか忘れたとは言わせませんよ?(生きていれば)

環境の調整を繰り返しても毎回いじめられる場合

でもここで、自分の体験としていくつか考察をすることができます。

 うちのクラスのいじめに対する考察 
  • Aちゃんは先天的な足の病気があり、見た目でいじめの対象になっていました。
    →そして、当たり前なのですが「末広小学校」以外の学校には通っていません。
  • Bちゃんである私は、葛飾区立原田小学校から(生徒からの)いじめ、また共産党員の教師の成績での不当差別が原因で転校しています。
  • 「転校」というのは、言うなれば「環境調整」です。いじめてきた子のいない新天地に移動することです。
  • また私はさらに、小学校の人が誰もいない中学に行き、高校に進学しました。が、高校1年の時にもいじめに遭っています(先生方の対応は公立と違い素早く救われました)。
  • 「いやちょっと待て。こんなにいろんな環境にあって「いじめ」に遭うんだから、私にもいじめに遭いやすい何かがあったんじゃない??」

そこまで考えてたどり着いた結果が、

「発達特性」が「女子ならではの同調性」からはみ出し、いじめられる原因になった

とは考えられないだろうか?

「いじめられる側」に「特性」はないか?

現在、学校側もいじめ問題にはかなり配慮をしていると思っています。
「いじめっ子」と「いじめられっ子」は次年度は別のクラスにしてくれたり、仲の良い子を同じクラスにしてくれたり。

私が子どものころのときには考えられないような配慮を公立学校もやっています。

それにも関わらず、「環境調整を繰り返してもやはりいじめに遭ってしまう女の子」は、「発達障害の傾向」があるのではないかと考えてみるのです。

見つかりにくい「発達障害女子」の早期発見にならないか

 私の提案 

この、いじめられやすい子たちを、早めに治療につなげることで、発達特性が理解され、人付き合いの仕方や、思ったことをすぐに言ってしまう傾向、多動性や衝動性がトラブルにつながっているケースを早期発見・早期解決できるのではないか、と考えます。

「特性」を治療し、療育を受けることでいじめられにくく

 グレーゾーンでも 

もし、検査が「発達障害」でも「グレーゾーン」でも、早めに「病院」や「保健センター」という「学校という狭い場所だけで生きていかなくていい」「逃げる場所がちゃんとある」とわかるだけで、救われることもあるのではないでしょうか。
また、その「特性」にたいして治療的な関わりをしてもらったり、療育的な関わりを受けることで、「いじめに遭いにくい自分」を育てていってくれないかとも期待したいのです。

いじめられる側に問題があってもいじめは「犯罪」

ただし、最近のいじめは、もはや「学校内で起こるからいじめっていう呼ばれ方をする」だけで、「恐喝」「暴行」「殺人未遂」なんかもありますので、そういうのはもう一目散に警察に被害届を出してください。(なかなか受理もされないと思いますので、弁護士に相談して作戦を練ってから行くといいでしょう)

「いじめ」なんて生温い言葉を使うからやってしまうのです。
学校の中で起きたこととはいえ、刑法にひっかかかることは刑法で裁いていただきたい。

本当は、「転校」も、いじめる側がするべき

なんでいじめられた方が転校するとかしないといけないの。悪いのがいじめた側なら、転校するならいじめた側じゃない?

その意見、ごもっともです。
でも、「いじめ」の問題は、いじめを学校に認めさせる→いじめた側に認めさせる→etcの手続きを得ている間もいじめは進行していきます。
しかも、学校が認めたことでエスカレートする場合もあります。そしてこの手続き時間がかかります。
命を守るには、「逃げるが一番」である場合が、本当に多いです。

学校は、命を賭けてまで行くところではありません!!

そのためには「いじめ」を学校が認め責任の追及を

 なかなか変わらない教育委員会 

いじめが問題になったとき、「いじめがあったと認定」するのは、「第三者委員会」であることが多いです。要するに、教育委員会は自分たちで「いじめ」があったことを認定するのはしたくないようです。その「事なかれ主義」は今も続いています。

まとめ

まとめ

10代後半から30代後半まで、死因の一位は自殺が占めます。
子どもの数は減っているのに、自殺の数は減りません。減らないどころか増える一方です。
ただ、「環境調整」をしてもいじめられてしまう子たちの中に、
「見逃されてしまいがちな発達女子」が含まれている可能性
を指摘したいと思っています。
ですから、環境を整えてもらってもまた別の相手からいじめられてしまう場合は、
一度精神科への受診を考えて欲しいなと思っています(本人のトラウマを最小限にするためにも)
私もいじめで苦しんできました。今後苦しむ子がもっと増えるのかもしれないと思うと胸が痛みます。私のこの記事が、少しでも救いになるといいのですが。