発達障害を持つ女医がこころの病気と健康について語る。
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聴覚優位の発達障害にはAudibleで勉強するのが効率がいい?

 

発達障害の中には、一度に2つのことを出来ない人がいる

 

発達障害というのは、知能指数検査でわかるそれぞれの能力が凸凹しているということです。(もっと細かく知りたい方は過去記事をご参照ください)

 
 

ひとつのことに過剰に集中してしまうため、2つのことができない

 
 
好きなことには過剰に熱中してしまう一方、好きでないことは飽きやすかったりします。
ただ、その「好きなことをしている時の集中力」は半端なものではなく、
大声で呼ばれても、身体を少し触られても、「集中力が途切れない」ことも多いです。

 

「聴覚優位」「視覚優位」に分けられる

   
  
発達障害の人はその凸凹のために、
    

 同じ情報を入力するときに

  • 「耳から聞いたほうがしっかり頭の中に残る人」→聴覚優位
  • 「目で見たほうがしっかり頭の中に残る人」→視覚優位
  • にわけられます。

   
   
自分が「どちらが得意か」を把握しておくことで、
 
「自分の得意な勉強方法」
 
を選択することができます。 

発達障害の中には、突出した能力のあるサヴァン症候群も含まれます

SPEC、ATARU、グッドドクターで出てくるサヴァン症候群の人も、
診断名で言うと「発達障害(自閉症スペクトラム生涯)」にあたります。

みずき@精神科医はどうも聴覚優位であるらしい

  
Twitterなどでは書いているので、ご存知の方も多いでしょうが、
私、「みずき@精神科医」も発達障害を抱えています。
   
   
自分で言うのもなんですが、「ハイスペックASD」にあたるので、
(自分の苦手分野でもIQは100を超えている)
自分が、視覚優位なのか聴覚優位なのかといった問題については、考えたことがありませんでした。
   
   

どうやら、聴覚優位らしい

   
   
ということがわかりました。
   
   

車での通勤中、AmazonのAudibleを愛用中

   
   
なぜ、そういうことに気がついたかというと。
   
   

   
   
私は、帰りの車の中でAudibleを愛用しているのですが、
「Audibleでは、普段自分が読まないような本を聞く」ことにしています。

運転に集中しているのでながら聞きであるにも関わらず、意外に頭に残る

私も皆さんと同じで2ヶ月の無料体験から始めて、1冊目を聞き終わったのですが、
  
   

普段読まないようなこの本を読んでいました(左がAudible版、右が単行本版)。
   
   

あまり興味のないジャンル(経済系の本)にも関わらず、非常に頭に残っている。
   
語り口も良かったのかもしれませんが、「図」や「文章」を全く見れない状態で聞いたにも関わらず、印象が深い。

ということに気がつきました。
そこで、「あれ、私は聴覚優位なんだろうか?」と気づいたわけです。
(会話中心のドイツ語が成績がよく、座学が中心だった英語が苦手が続いたのも謎が解けます)   
   
      

(仮設)Audibleは聴覚優位の発達障害に効果がある?

  
   
ここで、仮説を立ててみます。
   
   

聴覚優位の発達障害者にAudibleを使った勉強が活用できないか?

   
   
これで、苦手だった科目を克服できるならそんないいことはありません。
    
    
現に、

  
  
こういった、受験用に活用できそうな書籍もAudibleには見られます。
       
   

【注意】エビデンスはありません

   
   

注意!
    
全くエビデンスはありません。
ただし、Audibleは優良なコンテンツが揃っているので、
「視覚優位で聴覚ダメダメ」
でない限りは、有効な学習方法だと思います。

   
   

少なくとも「私には」効果があった

   
   
少なくとも私には効果がありました。
現在は2冊目を購読中で、文章を読むよりも入りがいいのかについては今後も検証します。
   
   

でももし、「自分にも効果がありました!」なんてことがあったら教えてください。

   
   

もちろんマルチタスクができる人にもおすすめ

   
   
読める本は本当にたくさんあり、話題の本から専門書まで揃っているので、

2ヶ月無料です。1ヶ月1コインは付与されますので、2冊はタダで聴けます。
2ヶ月試してみて合わないな、と思ったらすぐに解約できます。
   
   

まとめ

   
   

まとめ

聴覚優位の自閉症スペクトラム障害である筆者にとって、非常にAudibleが有用でした。
聴覚優位で、普段の座学(本を読み、机に向かう)勉強が「合わないな」と感じる人には、Audibleでの勉強は、一つの選択肢ではないかと思います。
  
苦手なものは少しでも「自分にとって楽」な方法で勉強しましょう。
   

   
    

おすすめです、Audible。筆者は無料期間過ぎましたが愛用中です。